横アリで横原悠毅を見た日

 

横原悠毅を好きになって6年が過ぎた。
春が来たら7年になる。
横原くんのことをかわいいかわいいと愛でていたら、赤子が小学生になる年月が過ぎていた。

オタクは息を吸うように誇張する生き物だが、この7年は冗談抜きで「あっ」という間に時が過ぎていった。このままの早さだと明後日にはあらみなの還暦を祝うことになる。

 


これだけの年月が経っても、ジュニアとは思えぬ顔の血色が悪い写真に惹かれ、直後目にした実物の横原悠毅に一目惚れをした瞬間のことは、鮮明に昨日のように思い出す。

健康的な顔色になっても白玉もちもちになっても、今も変わらず大好きなままだ。

と言えども、この7年間常に横原LOVE100%だったわけではない。
横原70%のときもあれば、横原15%くらいのときもあった。

 

横原くんが微笑むだけで私の周囲の木々が芽吹き草花が咲きみだれるくらい好きなのに、横原パーセンテージがこれほどにも下がる原因はいくつかある。

私は、人よりも野鳥とすれ違うことが多い北の街で暮らしている。なので現場へのハードルが高い。おまけにここ数年は物価も高い。

遠征費(交通+宿泊)がチケ代の倍の倍の倍する時や、地方のフェス(移動だけで1日かかる)は断念をせざるを得ない。
遠方の民にとって単独コン以外の遠征はコスパが悪すぎる。

「横原・神・悠毅(よこはらゴッドゆうき)のご尊顔を拝見するにいたりコスパとは何たる無礼!」とオタク信仰魂がメラメラと燃えるときもあったが、どう考えても割に合わないのでその炎もすぐに鎮火していた。

 

となると、必然的に神を肉眼におさめる機会が減ってしまう。
私は生きている、三次元の、舞台に立つ横原くんに惚れてしまったので、画面越しだと満たされない贅沢で厄介なオタクになってしまっていた。

YouTubeや昔の少クラなどを見て食い繋いではいるが栄養素が足りない。生命力のある…フレッシュな横原を見ないと…。秘境の地に住む吸血鬼はこんな気持ちなのだろうか。

 

さらに、周りのオタクフレンズがいなくなったことも大きな要因となっていた。

アイランドTV全盛期には大賑わいだったTwitterもジャニーズ退所とともに一人、また一人といなくなり、気付けば9割のオタクが去ってしまった。あの頃、隙あらば長文ブログを書いていた同士たちは今もどこかで思いの丈をしたためているのだろうか…。今もこうやって回りくどい長文(しかもnoteではなくはてなブログ)を書いている私だけがこの地球(ほし)に残された悲しきモンスターでないことを祈ろう。

 

 
洞窟の奥でこそこそと孤独に生きていると、とてつもなく不安になることがある。YouTubeの再生数やCDの売り上げを見れば一定数のファンがいることはわかっているし、私が鎖国コミュニティをしていることも重々承知ではあるが、自分のTLにこうもオタクがいないと不安になってしまうのだ。もしかして、想像しているより自軍って活気がないのではないかと。
北海道のホルツは1公演だったし、札幌のIMPACTライビュは全公演当たったし、地方のオタクはかなり少なそうではある。YouTubeを見てるライト層はいても現場に来るほどの熱意あるオタクはそんなにいないのでは?
と、疑心暗鬼になっている状態で発表されたアリーナツアー。


ええー!!!(歓喜

…………えぇ?(困惑)


夢の横アリ。本人たちも私たちもずっと目標にしていた憧れの横浜アリーナに立てる。その姿を見れる。すっごく、とっても、めちゃくちゃに嬉しい。オーラスが北海道なのも(まぁそうだよねと思いつつ)嬉しい。

嬉しいんだけど…ま、真駒内を3公演も!?

…正気???
hitaru(収容人数・約2300)1公演からの真駒内(収容人数・約10000)3公演は強気すぎないか。しかも事前顔登録制。博打すぎる。急なギャンブルで胃が痛い。


とはいえ、横アリは当たらないだろうと思っていたら当たった。(有明は当たらなかったのに…)真駒内も複数当たった。(自名義しかないのに…)
これは、やはり、大博打だったのではないか。スッカスカの会場を7人に見せることになってしまう。黒い布で座席埋めることになるのではないか。もしくは、カラフルな風船で彩ったり…。座席にペンラを貼り付けるタイプかも…。ああ、ステージがだだっ広い可能性も捨てきれない…あああ…不安だ。


初日を迎えても拭えきれない不安。アリナミンを飲んでも抜けきらない仕事と雪かきの疲労。半年以上ぶりの横原・神・悠毅だというのに近所のスーパーに行くテンション感のまま横アリの日を迎えた。


新横浜へと向かう電車に揺られながら「家からここまでそれらしきオタクを1人も見かけていないな…」と、新たな不安要素を抱えていた。

かくいう私も「それらしきオタク」の見た目はしていないので、世間に紛れているだけ…実はこの車両にもいる…そうに違いない…大丈夫…と己で己を励ましていた。


横浜アリーナに来るのは9年ぶり、2度目だ。いいとこ6年前くらいかな?と思っていたので、当時のチケットを見ておったまげた。
新横浜に着き「あ〜こんなホームだったな〜」とあたりをぐるっと見回して目に入ったきたのは、

オタク!オタク!オタクオタクオタク!!!!!!!


オタクの山だ!!!!(田舎者なので15人以上の人々を山と言います)


駅から横アリへと続く道にもいる。それらしきオタクがゴロゴロといる。グッズ列に並ぶ人達もIMP.の話をしている。マジか。洞窟の奥から這い出てきた私にとって、当たり前のことがとても特別なことに思えた。

グッズ売り場へ向かう通路で、神のバカデカボイス音漏れをうっかり(しっかり)拝聴させていただき「あ、本当に横アリで歌って踊る横原くんを見れるんだ」と実感した。大実感。これだけで横原パーセンテージが80%になった。


絵に書いたようなチョロさで、数分前とは打って変わってうきうき気分。すでに浮かれていた。だけどもまだスッピンである。朝はご近所スーパーメンタルだったので、午後の自分に全てを託してしまった。

そそくさとホテルへ向かい、神の視界にうっかり入り込んでしまっても不敬にならぬ程度に顔と髪を整え、開演間近の横アリへと参る。


徒歩圏内のホテルなので1歩外に出たらもうオタクとかち合った。ポケモンだったら1歩進む度にバトルを申し込まれる量が道にいる。素晴らしい世界だ…。横アリが視界に入る道に出てハッとする。あれは、遠くから見てもわかる、わかるぞ!本物のオタクの山だ!!!!(都会人が見ても山だと思う人数です)

 


入場するのにオタクでぎゅうぎゅうになるなんて!

え〜!コンサートみたい!

横アリの中に入って席に向かう道中でチラ見する会場内!

え〜コンサートみたい!

席に着いて三種の神器(ペンラ・うちわ・双眼鏡)を準備しながら場内を見渡したら端から端まで埋まってて!

え〜!コンサートみたい!

暗転!それっぽい導入!7人が登場!7人だけのステージ!7人のためだけのペンライト!どこまでも続く光の海!

え〜!コンサートみたい!

 

 

一応お伝えしておくと、私はコンサート初心者でもなければ、7人のコンサートが初見なわけでもない。こちらの「え〜!コンサートみたい!」の内訳を詳細にお届けさせていただくと、


「え〜!

( ちょいと前までクリエやTDCでやっていたのにこんなに大きな箱でやるなんて感激!感動!感無量!ずっと言い続けてきた横アリの夢を叶えて、それを見届けることができて胸いっぱい!ジャニーズ辞めた時はどうなる事かと思ったけどマジで良かった〜。今更感あるけどめっちゃデビュー感じてヤバい!箱デッケー!!マジで最高!今まで見てきたアイドルの  )

コンサートみたい!

( で、本当に楽しい〜〜〜!!今世紀最大の気分だ〜〜〜!!!)」


です。

 

 

もうもうもう最高ですよ、みなさん。

「デビューおめでとう♪タッキーありがとう♪」と思いつつもジャニーズ時代をずるずる引きづっていたので、カウコンに出る横原もシャッフルメドレーに参加する横原も中年になって少年隊を踊る横原も見゛た゛か゛っ゛た゛よ゛ぉ゛!゛というのが本音である。

かといってあのまま残っていてもデビューはできていないだろうし、舞台班になる可能性も高かったし、なんなら7人一緒でもなかっただろうから「やっぱりタッキーありがとう♪」と結局手のひらくるくるするのも本音である。

 

 

横アリ初日のラスト、サングラスを外して会場を見渡す横原くんの表情を見たらジャニーズへの未練は一滴残らず浄化された。あの横原くんの表情は生涯忘れない。

私のオタク人生は、この日のために、これを見るためにあったんだと思えた。

 

 

数えられるほどしかいなかった紫のペンライトも、数え切れないほどの量になっていた。嬉しい。横原くんのオタクが増えると私の幸福度も上がっていく。

それ加えて、アリトロに乗る横原、スタトロに乗る横原、特攻の中踊る横原、ポップアップで出てくる横原、デカモニターに映る横原……………………

コ、コココ、コンサートすぎるだろ!!!

ちびジュ引き連れてるのも、7人揃いの衣装着てんのも、かわいい曲タイムがあるのも、当社比でファンサいっぱいしてんのも全っ部アイドルで最高満点極楽浄土。

いいんですか、いいんですか、こんなに横原見てもいいんですか?

こんなにも良い横原悠毅を与えられたら私の中の横原ダムが決壊する。

 

 

あと個人的に大激震だったことがある。

MCで横原くんの顔がバンッとモニターに映し出された時、私はいつも通り(カワイ〜♡)と心の中で暴れ回っていたのだが、周りからもチラホラと「かわいい〜」という声が聞こえてきたのだ。

……えええっっ!!!!

あなた達もそうお思いになられますか?!?

つ、ついに!?

横原・神・かわいい・悠毅の大革命時代到来!?

最高だ…もっと言って欲しい。もっと大きな声で言おう。他担も言おう。横原くんに自分はかわいいということを自覚してもらいたい。今年30代をお迎えになられる横原くんに「自分はすごくかわいい」ということを自覚していただけるよう、我々も日々精進しなければなりません。いいですか、今こそ声高らかに「横原くんはかわいい〜!」と叫び、世間(と本人)に広めるのです!

 

 

お世話になったホテルを後にして駅へ向かっていると、私の前をハクセキレイが歩いていた。野鳥を見るとほっとする。この2日間、神に近づきすぎてしまったので自然と触れ合わなければ世界の均一性が乱れてしまう……と羽田のデッキで空と鳥と飛行機を見る人間を見ながらお弁当を食べようとしたが、寒くて無理だった。

寒波が来たぐらいで(笑)言うほど寒くないでしょ(笑)と舐めてたら普通に本当に寒くて、「私っておばあちゃんになってもこんな調子なんだろうか…」と思いながら暖かい室内でお弁当を食べた。

 

 

結果として横アリは黒幕で席を覆うこともなければ立ち見も出ていたのでいらぬ心配ではあったが、北の大地の民としてはまだ不安が抜けきらない。

みなさん、真駒内は野鳥と神を同時に見れるいい会場です。特に、横原・神・かわいい・悠毅 教の皆々様は是非とも真駒内の一般なりリセールなりでチケットをお取りいただき、北の大地に降り立った神に「かわいい〜!」の声を届けましょう。

 

今年は横アリに続き、絶対見れないだろうと思っていた札幌ドームに立つ横原くんも見れるので最高の一年になりそうだ。