推しチャンスを逃しまくっていた話

顔導入の推しが初めてなので毎日楽しすぎる

今までデビュー組の映像を見て「この子イイネ!」と思っていたジュニアが新たなる推しだったということが判明した。これが1度や2度ではない、あまりにもキャッチ&リリースをしすぎていた。なぜもっと早く推していなかったのか?という戒めの記録。

 

 

1回目 2017.1月『Summer Paradise 2016』

オタクが「やべぇもんを手に入れちまった」とSexyZoneのソロコン、サマパラを見せてくれた。色々割愛するが、中島健人さんのソロコンはケンティーが蝶になってハニー達の蜜を吸うコンサートだ。岸くんや松松に目がいきがちだが、野生のジュニアの中ではこの子かっこいいな〜と思っていた人こそ横原悠毅さん。これがファーストキャッチ。最後に紹介されているがケンティーの衝撃で全て吹っ飛び、放流。

 

 

2回目  2017.4.16 『ジャニーズ大運動会』

東京ドームで行われたこのイベントで、なんと横原さんを生で見ています。何をやっているんだ!私は!!ジュニアに全く興味がなかったので仕方がないとはいえ、千載一遇の推しチャンスを逃してしまったのはでかい。

借り物Jr(「Can do! Can go!」が流れると踊りながら大移動をし「世界がひとつになるまで」が流れたら立ち止まる名札をつけたジュニアの大群から自分の引いた紙に書かれた子を探す)という借り物競争ジュニアバージョンのコーナーでしっかり見ています。

八乙女光さん(当時の推し)の番で、紙に書かれたジュニアが横原さんでした。推しと関わったジュニアをなぜもっと調べなかったのか、なぜ、なぜなんだ…

八乙女さん、手前から一人ずつ丁寧に名前を確認していくので、双眼鏡でバーッと探す私の方が先にを見つけてしまい、「見つかる待ちをしてる顔めっちゃかわいい〜!無事発見されてよかった〜〜!! 」と素知らぬ横原さんに母性まで出てる。なのに…なぜ…。ちなみに、このイベントのラストに歌唱コーナー(ミニライブ的な)があって、そこで歌って踊る姿を生で見てる。この目で見てるのに記憶がない。本当に涙出そう。

 

 

3回目 2017.9月『Sexy zone Tour STAGE 』

セクゾのオタクが「めっちゃいいもんあるぞ」と見せてくれた。中島健人先生ソロ曲のwithBを見て「森継じゃない方の子かわいい〜〜」とキャッキャしてた “じゃない方の子” は横原さんです。もお〜〜〜〜〜〜!!!!勘弁して

 

 

4回目 2018.7月『Summer Paradise 2017』

またセクゾのオタクが「今年もやべぇもん手に入れた」と見せてくれた。松島聡&マリウスの公演を見ていて、どのジュニアが好き?という話になり「この街灯持ち歩いてる子かな〜」と選んだのは、そう、横原悠毅さんです。ちょ、ちょっと言い訳していい?見せてもらっているから何度も見返していないのが放流している原因じゃない!?ね、ほら、一度きりの出会いだから、ね…仕方ないよね……うん……

 

 

5〜6回目 2018.秋

この頃Kis-My-ft2のコロシアムやリペコンを見せてもらい「このバックの子良くない!?」と反応してるのもおそらく横原さんです。これはもう見た記憶そのものが薄くなってて確証がない。記憶力最悪すぎる。二度あることは三度ある方式。

 

 

7回目 2018.11月 『5×20』

ジュニアの立ち位置ド最前という積んで入るような席が当たり、名の知らぬジュニアにファンサされたんですが…顔が本当に思い出せず…まあええかと日々を過ごしていたんですが…まあそうです…お察しの通り…おそらく横原さんです…

1年後くらいにバックについていたことを知り、立ち位置を調べたら…えっ真ん前にいたじゃん…という今思い返しても血の気が引く出来事ですもうマジでなんなんだ??こんなことある??横原くんの頭上に⑦とか通知出してもらいたかった…

 

 

 

と、まぁ7回もの推しチャンスを逃してきたわけですが。書いていてストレスがすごい。みなさん…一瞬でも、一度でも、顔がいいと思った人がいたら即座に検索してください…忘れる前に名前をメモして…心と脳に深く刻んで…一日でも多く推してください……哀れなオタクからのお願いです!!!!爆泣

不健康そうな推しが健康だった話

2019年春、
滝沢歌舞伎を観劇すべく東京にやって来た私は、羽田空港から新橋演舞場へと向かう電車の中で先月出来たばかりのISLAND TVを眺めていた。

当時の私は無所(ジュニア)にあまり興味がなく、知っている人達以外に誰が出演するのか全く気にしていなかったので、事前情報は無いに等しかった。今から名前と顔の一致は無理でもさすがに確認はしておいた方が吉!と順番にプロフィールを見ていくが、同じ衣装を着ていることもあって区別がつかない。プロフィールを開けども開けども同じ顔に見える。やばい。
おじぃちゃんおばぁちゃんがよく言う“若い子みんな同じ顔に見える現象”ってこういうことか…と理解できた瞬間だった。

もう無理かもしれない…と諦めながら最後のプロフィールページを開く。
凛々しい眉にハッキリ二重!この人だけ見分けがつく!鼻筋もスっと綺麗で整った顔立ち、なんだけど、なんか…その…顔色悪くない?
今見返すとそこまで顔色悪い顔に見えないが、あの時の第一印象はえらい不健康そうな顔に見えて唯一記憶に残った人だった。
本物も顔色悪いのか確認したいな、見つけられるかな、と考えながら都内へと向かった。


久しぶりの推しと都会の華やかさで数時間前のことがすっぽり頭から抜けてしまい、幕間のトイレ列で不健康ボーイのことを思い出す。そうだ、健康チェックしなきゃならないんだった。

二幕が始まるも、何役でどんな衣装でセリフがあるのかないのか何もわからないので、双眼鏡で一人一人確認していく。
えっと、不健康ボーイは…これでもない…これも違う…この人は似てるけど…顔色良すぎるな…うーん…こっち側にもいない…ってことは…やっぱり…この人!?え!顔色めちゃくちゃいい!!!

顔色めちゃくちゃいいよ!!!!!!

わあ〜健康でよかった〜血色良好健康ボーイだった〜と、初めて人の顔色が良好で嬉しくなった。そんなことあるんだ。

顔色良好だと普通にカッコイイということが判明し、横原悠毅という名前だということもしっかり覚え、その日はホクホクで地元へと帰還した。


それからは動画が更新されると必ず見るようになり、おかしい人だと確信する。真顔でふざける人が好きなので最高だった。

同じ動画を何度も見たり、サインボールにボケを書いてるのが愛しく思えたり、たまにある顔色が悪い日にグッときたり、ドル誌に載れば1字1句漏らさず読んだり、少クラの出演を喜んだり、ファミクラで横原くんの写真だけ何枚も撮ったりしているのに、決して無所担ではないんですよという面構えでいた。こうやって文字に起こすと普通のファンなのに。推しと言うにはまだ早い気がしていた。

誰に咎められる訳でもないのに必死に線引きをしていた冬、決定的瞬間が訪れる。


2019年12月27日 Mステクリスマススペシャル。母と私は嵐ファンなのでその日も一緒に楽しく見ていた。

「えっ!?バック!!えっ!!」

珍しくバックにジュニアがつき、そこにはトラビスジャパンのみなさんがいた。

「ん!?え!!カゲ!!!」

無所と思わしき人たちも次々と登場し、その中にはカゲこと影山拓也の姿もあった。
ということは…もしや…

「…待って…いる…」

「横原くんかっこいい!!!!!!!!」

無意識のうちに口から出た「横原くん」「かっこいい」という言葉たち。
初めて耳にする名前に「誰…?」と隣で困惑する母。
隠れヨコハラタンしていた人間が世に放たれた瞬間であった。



そこからは横原悠毅が推しのオタクとして生活している。
クリエが決まり、毎日を浮かれ気分で過ごし、7人がクリエCと呼ばれるようになり、メンカラが決まり、メンカラの服を買い、ドル誌やテレビ誌に載り、コロナが流行り、クリエが中止になり、顔面蒼白になったのは私という最悪のオチがついてしまった。

いつか必ず7人のステージを見れる日を夢見て、今日もオタクは働く。